新築の外構と建築/リノベーション

リノベーション|おうち食堂 tuku_ta(滋賀県大津市)

滋賀県大津市の坂本、日吉大社参道に面したご自宅一階のLDKを、おうち食堂にリノベーション。驚くほどの立派な梁が特徴の旧家、最低限の手入れで「家」から「店」に。

出来るだけ自分の畑で採れた野菜や、季節の食材を使った定食をお出ししたい、ご近所や観光で来られた方々に愛される食堂にしたいというオーナーの思いがとても家庭的で温かい印象だったので、立派で力強い梁が自然に溶け込む、暖かで落ち着く空間をイメージした。また、限られたスペースの中で出来るだけ席数が取れ、お客様もサービス側も動き易いようにデザインした。

お店に入るとまず、吹き抜けの大きな玄関土間である。ただの玄関にしておくにはもったいない空間的魅力と広さがあるので、(場所的にトレッキングや自転車乗りの方が多いということも有り)靴を脱がなくても食べられるカウンター席を4席設けた。カウンター席の前には大きな上げ下げ窓を設け、靴を脱いで入る店内と空間的に繋がるようにした。カウンター席へのサービスもその窓から行える。カウンター高さは土間レベル+110cm、店内の床高さは土間レベル+40cm、店内のテーブル高さは床高さ+70cmで、土間カウンターと店内のテーブルは同じ高さにある。

店内は8人掛けの大テーブルと、2人掛けが2テーブル。大テーブルは普段は合席テーブルとして使用し、ワークショップなどを行うときは大きな作業台にもなる。また、一般的な家庭サイズではない大テーブルは、「店っぽさ」「非日常」などを感じさせるアイテムでもある。

工事的には、壁を壊し上げ下げ窓を設けたこと、カウンター・テーブル・ベンチ・キッチンカウンターと吊戸棚などの間取りを構成する家具を大工さんに作ってもらったこと、入り口2か所の引き戸を木製建具で作り替えたこと、そして照明器具を変えたこと。木部の塗装はすべて、オーナー姉妹が柿渋やオスモカラーなどの自然塗料を塗って仕上げた。柿渋は時々手入れが必要だが、経年するごとに味わいのある質感になる。

※現在、お庭のリノベーションを計画中。テーマは「食べられる庭」。お店で使える季節の山菜や実のなる木やハーブを使って、美しいお庭を造ります。

エリア 滋賀県大津市
プラン 既存○○○LDK→○○○○○○
リノベーション面積 ○○○
構造 ○○○造・○○○階建て
築年数 ○○○
費用 ○○○
施工 船路工務店

BEFORE
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AFTER
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