コラム

庭で、家庭菜園をしたいな〜。実の成る木があって、出来たらもいで、すぐ食べたいな〜。
庭で出来たものを食べたいと思っておられる方、結構多いと思います。
でも家庭菜園をするのはちょっと大変。虫や鳥との戦いになるんじゃないの?と、思っておられる方も多いと思います。
確かに、家庭菜園は無農薬でやる場合はアブラ虫などの虫との戦いになったり、間引をちゃんとしないと上手くいかなかったり、全くノーメンテナンスと言う訳ではありません。果樹も種類によりますが、多少虫や鳥にやられてもしょうがないと言う大らかな心構えは必要です。
しかし、ほぼノーメンテで毎年楽しめるものもあります。今日はその一つ、春の味覚の代表格の「フキノトウ」をご紹介します。

春の旬、フキノトウ

フキノトウとは、キク科フキ属のフキの花茎。春の訪れの代名詞です。

日本原産の山菜で、独特の香りとえぐみがあります。カリウムを多く含み、ナトリウムを排泄する働きがあり、血圧を下げる働きがあるそうです。
また、新陳代謝を活発にし、肝機能を強化する働きがあります。
よく、「旬の物を食べると免疫力が上がる」などと言われます。えぐみのあるものは灰汁も強いので、食べ過ぎには注意ですが、美味しいと思える程度に少し頂く事は、心と体の健康に、とても良い影響がありそうです。

フキノトウの食べ方

フキノトウの食べ方

フキノトウの食べ方で一番間違い無いなぁ、と思うのはやっぱり「天ぷら」です。花が開く前の小ぶりなものを、衣をつけてサッと揚げるだけ。塩やポン酢で頂きます。我が家では子供も「美味しい!」とパクパク食べます。

もう一つお勧めは「フキ味噌」。フキを細かく刻んで、油でよく炒めて味醂少々、味噌適量を和えます。分量、適当です。。冷蔵庫で一週間位は大丈夫だと思います。
フキ味噌だけで、炊きたてご飯ならお茶椀3杯くらい食べれるんじゃないか?!というほど美味しいです。
汁物に入れたり、灰汁を抜いて冷凍しておくという方法もあるようです。

シンボルツリーの足元にも

シンボルツリーの足元にも

庭においては、下草類として良い仕事をするフキです。シンボルツリーの足元に、雑木の庭のグランドカバーにも。
葉が大きく、丸い独特の形なので、色んな種類の下草類と混ぜて植栽する際にもアクセントになります。
ただし、生命力が非常に旺盛なので、広がって困るところに植えない。又は歩くところには生えないようにするなどの配慮は必要です。

とってもローメンテナンスで、観ていい感じ、食べて美味しいフキ。(ちなみに、葉も食べる事が出来ます。)
お庭にあると、早春の楽しみが一つ増えますよ!